ナベヅルの飛来地として知られる周南市八代。
ツルを見たあとに立ち寄れる、静かな神社があります。
今回は、地域に古くから鎮座する二所神社を訪ねてみました。
二所神社の由来
現地の案内板をもとに、由来を簡略化すると以下の通りです。
- 延文二年(1357年)
上市の桑山の地に「神飛石」と呼ばれる盤石があり、農神と農受大御神を祀る想民堂があった - 永享二年(1430年)
塩田の石城神社から、大山祇神・高龗神の二神を勧請(古本神社) - 永享十一年(1439年)
遷宮し、祭神が石城神社と同一であることから「二所神社」と称される
もともとの農耕神に加えて、山や水を司る神々が祀られるようになり、この地域の農業や水と深く関わる神社として成立したと考えられます。
祭神
- 大山祇神(おおやまづみのかみ)
- 高龗神(たかおかみのかみ)
- 水分神(みくまりのかみ)
いずれも山や水を司る神で、周囲の田んぼの風景とも結びつく祭神です。
二所神社の一の鳥居
神額には「二所神社」とあります。
柱の銘は「寶暦七丁丑歳二月吉辰」と読めるため、江戸時代中期(1757年)に建立されたもののようです。

二所神社の参道
参道は舗装されており歩きやすい道です。
右手には桜の木があり、春には気持ちよく歩けそうです。

参道の右手には広い田んぼが広がり、地域との結びつきを感じます。

二所神社の二の鳥居
鳥居の周囲は木々が多く、やや薄暗い雰囲気です。
鳥居周辺に灯篭が集中的に配置されているのが印象的でした。

そばには「二所大権現官碑」があり、安政四年(1857年)に建立されたものとされています。

二所神社の石段
二の鳥居を進むと少しばかりの石段があります。

左右には狛犬が配置されています。
左が吽形、右が阿形で、対になっているのがわかります。

これは左側の狛犬の「吽形(うんぎょう)」です。
背後に本殿が見えます。

そしてこちらは右側の「阿形(あぎょう)」です。

二所神社の手水舎
訪問時は水が止められていました。
常時使用されているわけではないのかもしれませんが、詳細は不明です。

二所神社の本殿
本殿は比較的簡素な造りです。

賽銭箱が設置されており、静かに参拝することができました。

忠魂碑
境内には忠魂碑があり、明治以降の戦没者八二柱が祀られているとのことです。

忠魂碑と刻まれています。

すぐ近くには砲弾も置かれており、地域と戦争の結びつきを感じさせます。

その他、鶴の作品(?)
この地域はナベヅルの飛来地として知られているためか、鶴をモチーフにした作品も見られました。

このようなものは詳しくないのですが、詩歌の石碑のようにも見えました。

アクセス
JR岩徳線「高水駅」からコミュニティバスで近くまで行けますが、本数が少ないため、車でのアクセスが現実的です。
以上です。