防長民のぶらぶら放浪記

山口県内をふらっと巡る、気ままな地域散策ブログ。

山口県周南市の影向石(えいこういわ)を訪ねた|遠石の地名の由来となった岩

遠石の地にひっそりと佇む、不思議な岩があります。
遠石八幡宮から少し離れているため気づきにくいのですが、実はこの神社と深い関わりを持つ岩です。

今回は、その「影向石(えいこういわ)」を訪ねてみました。

影向石のある通り

影向石は、遠石八幡宮から少し離れた住宅街の中にあります。

人通りも多くはなく、静かな雰囲気の場所です。

歩いていると、唐突に鳥居が現れます。

鳥居の正面

影向石のある場所に到着し、鳥居の正面あたりから撮影してみました。

左右に木が並び、その奥には大きな岩が見えます。

一見すると神社のようにも見える、不思議な風景です。

鳥居の周り

神額は特にありません。

そもそもここは神社ではないので、当然といえば当然ですね。

柱には文字が刻まれています。

「宝暦十庚辰(ほうれきじゅう・かのえたつ)」と読めそうです。

柱のそばには、地元の案内と思われる立て看板もありました。

「八幡宮創建 遠石の地名 由来の影向石(えいこういわ)」

この一帯が「遠石」と呼ばれる由来は、この岩にあるとのことです。

右側の柱には、「奉寄進石鳥居」(石鳥居を謹んで寄進する)と刻まれています。

鳥居をくぐった先の風景

鳥居をくぐると岩が見えてきました。

大きさは乗用車ほどでしょうか。
近くで見ると、それ以上に大きく感じられ、どっしりとした存在感があります。

影向石の正面

こちらが影向石の正面です。

岩の周囲は注連縄のようなもので囲まれ、正面には石碑が建てられています。

石碑には「本朝四所遠石八幡別宮影向」と刻まれているように見えます。

影向石を1周してみる

しばらく眺めていて、この岩には柵がないことに気づきました。

せっかくなので、左回りに一周してみることに。

まずは正面から少し左。

そして裏側。

……一周してみたものの、「これだ!」という特徴は特に見つかりませんでした。

(なぜ回ったのか)

ただ、石の上を見ると小銭が置かれていました。

神社などでも時々見かけますが、ご利益を求めて置いていく人がいるようです。

影向石(えいこういわ)の由来

岩の近くには由来を説明する立て看板がありました。

以下、引用です。

遠石八幡宮縁起によれば、推古天皇三十年(六二二年)春の夜、豊前国より宇佐八幡大神が神馬に跨りこの地の浜辺に降臨された。

その時 神風静まり光明と伴に忽然と現れた一つの大石に降り立たれ、

「吾は宇佐八幡大神なり。この地に跡を垂れて民を守らんため、今ここに顕わる。嗚呼遠し。」と信託された。

八幡宮の創建に由来するこの大石を影向石と称し、石上に今尚神馬の蹄跡を残す神岩として広く信仰されている。

遠石八幡宮

アクセス

JR櫛ケ浜駅から徒歩20分程度の場所にあります。

遠石八幡宮を目指していくとわかりやすいです。

以上です。