防長民のぶらぶら放浪記

山口県内をふらっと巡る、気ままな地域散歩ブログ。

山口県萩市、山口市の長門峡(ちょうもんきょう)を紹介

山口県萩市と山口市にまたがる渓谷「長門峡(ちょうもんきょう)」を紹介します。
少し長めの記事なので、気軽に流し読みしてもらえると嬉しいです。

長門峡(ちょうもんきょう)とは

長門峡は、阿武川沿いに広がる自然豊かな渓谷で、萩側から山口側まで続く全長5.1km(往復10.2km)のハイキングコースです。

国の名勝にも指定されており、四季折々の景観が楽しめます。

特徴

  • 萩市と山口市にまたがる渓谷
    • 阿武川の流れに沿って続く自然豊かな景勝地。
  •  全長5.1kmのハイキングコース
    • 片道5.1km、往復10.2kmの歩きごたえあるルート。
  • 国の名勝に指定
    • 四季ごとに変わる美しい景観が評価されている。
  • 読み間違えられやすい名称
    • “ながときょう”と読まれがちだが、正しくは“ちょうもんきょう”。

長門峡の風景

長門峡の遊歩道を、山口市阿東町側の入口(長門峡道の駅付近)から歩き始め、萩市側の終点まで進んでみました。

道の駅「長門峡」付近

スタート地点は道の駅「長門峡」です。
駐車場が広く、飲み物や軽食もそろっているので、ハイキング前の準備にとても便利な場所になっています。

篠目川の橋を渡るあたりは、まだ景色も穏やかで、明るい陽ざしが心地よく感じられます。

丁字川出会淵(ていじがわであいぶち)

丁字川出会淵(ていじがわであいぶち)付近には、かつての旅館や建物に挟まれた細い道が続いています。左手に見える建物は「洗心館」。

中原中也も利用したといわれる歴史ある旅館でしたが、2012年に営業を終えています。

進んでいくと、丁字川の案内板が目に入りました。

このあたりは、阿武川が篠目川と合流する地点で、川の流れがゆったりと広がっています。

この付近は道の駅からすぐの距離で、散歩にも気軽に立ち寄れます。

ただし、先へ進むと足元が滑りやすい場所もあるため、注意が必要です。

千瀑洞口(せんばくどうこう)・東屋付近

東屋があり、ここでひと息つくことができます。

そのそばには、少し教訓めいたお知らせが掲げられていました。

【お知らせ】

  • 底は見えても見たより深い
  • 川底は思わぬ深みがある
  • 渕には極度の低温層が… など

実際、この一帯はまさにそのとおりで、先ほどまでの穏やかさとは一変します。

周囲はうす暗く、川の流れも急に激しさを増し、空気もどこかひんやりしていました。

看板のそばに、川へと降りていく小さな道があります。

ただ、この日は川の流れがとても強く、近づくと足を取られそうだったので、無理をせず少し離れた場所から眺めるだけにしました。

萱ヶ淵(かやがふち)・桜橋

ここの通路は崖に取り付けられたような造りで、少し緊張しながら進むことになります。

ここは道幅が狭く、誰かとすれ違うときは少し緊張します。

桜橋という名の、小さな橋を渡っていきます。

そして萱ヶ淵(かやがふち)に到着です。

萱ヶ淵は、川の両岸から大きな岩が張り出しているのが特徴の場所です。

船入(ふないり)

船入は背の低い木々が多く、景色がどこか優しい印象になります。

本来は船溜まりのように流れが緩やかな場所らしいのですが、この日はあいにく水勢が強く、大荒れの様子でした。

川獺淵(かわうそぶち)

川獺淵に着きました。

ここにある案内板は、なぜか川ではなく陸側に設置されています。

川のほうに目を向けると、このあたりは比較的穏やかに見えます。

鈴ヶ茶屋(すずがちゃや)

鈴ヶ茶屋に着きました。

名前のとおり小さな休憩所が設けられていて、ここでようやく遊歩道の中間地点に到達します。

この日は閉店しているようで、ひっそりとしています。

ここからひと時の間、少しひらけた場所を歩くことになります。

長門峡は本当に山間部を進む遊歩道で、途中にある建物といえば東屋と、この茶屋くらいしかありません。

民家も別の道もないため、引き返す場合は早めの判断が大切です。

高島洞門(たかしまどうもん)

しばらく進むと、高島洞門というトンネルが現れるので、そのまま通り抜けていきます。

ここは遊歩道にある2つのトンネルのうちのひとつです。

このトンネルは距離こそ短いものの、通路が狭くてなかなかの迫力があります。

明かりがないため、内部は少し暗く感じられました。

佳景淵(かけいぶち)

正直、この佳景淵にはあまり強い印象がなかったのですが、調べてみると「川上の昔ばなしで、河童がクモに化けて糸を足に掛け、人を引きずり込んだ」という伝説が残る場所でした。

ここでいう川上とは、平成の合併で萩市に編入された旧・川上村のことだと思われます。

この場所は、紅葉の季節にこそ最も美しい景色が楽しめるようです。

私のように木々がまだ緑の時期に訪れると、どうしても普通の川沿いの風景に見えてしまいます。

上和留瀬(かみわるせ)

上和留瀬のあたりなのですが、気のせいか看板がずいぶん簡素に見えます。

一度壊れたか何かがあって、付け替えられたのでしょうか。

もっとも、この一帯でいちばん流れが急な場所だけあって、飛沫がものすごいです。

下和留瀬(しもわるせ)

続いて、すぐ近くにある下和留瀬です。

ここもやはり流れが急で、うっかり足を滑らせたらひとたまりもありません。

紅葉橋(もみじばし)

長門峡の遊歩道には、赤い鉄橋がひとつだけ架かっています。

これが紅葉橋と呼ばれる橋で、一般の方も自由に渡ることができます。

(私も一般人です)

下をのぞくと激しい流れが続いていて、よくこんな川のそばを歩いてきたものだと改めて思います。

本来なら、この橋の先に生雲ダムへ向かう別ルートがあるのですが、今回は通行止めでした。
それに、ここまでの道のりがかなり険しく、正直もう歩き続ける元気も残っていません。
そのため、無理をせず引き返して元のルートへ戻ることにしました。

北海洞門(ほっかいどうもん)

長門峡の遊歩道にある2つ目のトンネルです。

入口が少し狭く、割れ目のようにも見えます。

そして中も狭いのですが、しっかり造られていて安心して通れるトンネルです。

そして、ついでと言ってはなんですが、そばを流れていた白糸の滝にも立ち寄ってみました。

竜宮淵(りゅうぐうぶち)

そして最後の目的地、竜宮淵にたどり着きました。

実は、この遊歩道の最終地点を過ぎると、川の流れは比較的穏やかになります。

お店が1軒あり、ここでアユ料理を楽しめるようです。
(私は時間の都合で立ち寄らず、この先の駐車場まで行った後に引き返しました)

アクセス

JR山口線の「長門峡」駅が最寄りです。

駅のすぐ近くには、道の駅「長門峡」もあります。

 

以上です。