山口県周南市の杉の森神社を紹介します。
杉の森神社とは
現地の看板では以下のような説明がありました。(抜粋)
毛利藩が別荘を建てたところ、夜ごとに不思議なことが起こるので占ってもらうと、これは杉家の亡霊のたたりと言われました。
そのため館の近くに建てられた神社が「杉の森神社」です。
毎年5月9日にとうろうを立てて前夜祭があり、10日に祭りが行われています。
明治17年に興元寺境内に移されています。
※現地の説明は「不思議だね」みたいなノリで書かれていますが、杉家当主は毛利家に妻を奪われたうえ謀殺されています。
※興元寺は杉家の菩提寺です。
杉の森神社の風景
付近の看板に境内の中について説明がありましたが、以下に写真付きで見ていきます。
杉の森神社参道
杉の森神社の入口に来ました。
少々草が多いですが、入口から右に山登りをします。

奥に鳥居が見えますが、そこがゴールです。
本当に草木が多いですね。

手洗鉢
結構登ってきましたが、何とも険しいです。
ダニや蛇が出そうなので、それなりに服装は気を付けたほうがよさそうです。

道中、境内には「和田利右衛門平盛房」と彫ってある手洗鉢があるとの説明書きがありました。
こちらでしょうかね?

参道
参道?というか山道は落ち葉で覆われていました。
落ち葉で滑るので気を付けたほうがいいです。

少し歩くと、杉の森神社の拝殿が見えてきました。

鳥居・灯篭
杉の森神社の前に到着しました。
写真だと明るいですが、実際は少し薄暗いです。

杉の森神社の鳥居を観察してみました。
鳥居にはいくつか特徴があるらしいですが、神額には何もありませんでした。

左側の柱に「日月宮殿安楽而住、文久元年(1861年)辛酉吉祥日」と彫ってあるとのことだったが、読み取れず。
※「死後、安らかに極楽浄土に住む 1861年」のような意味だそうです。杉家宛てでしょうかね。

右側の柱に「神座鳥居入従此身、蔓延二年(1861年)辛酉吉祥年三月吉祥」と彫ってあるとのことであったが読み取り困難・・・。

灯篭は何とか読めました。
「文久元年辛酉吉祥日」と彫ってあります。

拝殿
社の中には「かみしも」のようなものが祭神として祭ってあります。
ただ、拝殿は固く閉ざされておりました。

木製で簡素な見た目です。
ただ木彫りの装飾はしっかりして、造りは頑丈に見えました。

実は神社の隣に杉家のお墓があります。
しかしお墓ということもあるので、ここでは省略します。
アクセス
JR徳山駅から徒歩1時間の場所にあります。
周りには何もないため、車移動がお勧めです。
以上です。