山口県防府市にある防府天満宮。
学問の神様・菅原道真公を祀る、日本最古の天満宮として知られています。
そんな境内で見つけた、ちょっと珍しい木をご紹介します。
至誠のざくろとは?
こちらが「至誠(しせい)のざくろ」。

群馬県前橋市から寄贈されたザクロの木で、防府市との縁をつなぐ記念樹です。
この木が特別なのは、ある縁によって群馬県前橋市から寄贈された記念樹だからです。
これは、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の縁で実現したもので、防府市が梅の木を前橋市に贈ったお返しとして贈られました。

木のそばには由来が書かれた説明板も設置されており、寄贈の経緯を知ることができます。
まだ若木で背丈は低め。思っていたよりコンパクトで、近くでじっくり観察できました。これからどんなふうに育っていくのか、なんだか見守りたくなる一本です。

名前の「至誠」は、誠実さを大切にした人物・楫取素彦(かとり すけひこ)にちなんでいます。
彼は長州藩(現在の山口県)出身で、かつて群馬県初代県令を務めた人物として知られています。
さらに近くには、楫取素彦夫妻の銅像も建てられています。

山口と群馬の両地域にゆかりのある人物であることを示すモニュメントで、ざくろとあわせて歴史のつながりを感じられるスポットです。
あまり知られていませんが、楫取素彦さんは山口県各所の石碑に名前が出てくることがあります。
名前を頭に留めておくと、また違った視点で観光を楽しめるかもしれません。
防府天満宮を訪れた際は、ぜひ東門近くの「至誠のざくろ」にも立ち寄って、山口と群馬の不思議なご縁を感じてみてください。
アクセス
「至誠のざくろ」は防府天満宮の東門付近の人通りの少ない一角にあり、ゆっくり見学できます。
JR防府駅から徒歩で約25分ほど。散策がてら立ち寄るのにちょうどいい距離です。
以上です。