下関で高杉晋作巡りをしているときに発見した、山口県下関市にある厳島神社を紹介します。
山口県下関市の厳島神社とは
もともとは安芸国厳島神社より分霊を勧請を受けた、海上安全の嚴島三神を祀った神社です。
嚴島三神
- 市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)
- 田心姫神(たごりひめのかみ)
- 湍津姫神(たぎつひめのかみ)
幕末にかけては高杉晋作が先勝祈願、小倉城の太鼓を奉納するなど、高杉晋作と関係がとても深い神社になります。
一ノ鳥居
厳島神社の一ノ鳥居は、一部がマンションに刺さっています。
京都の錦天満宮の鳥居が建物に刺さっているとたまにテレビで話題になります。
山口県にも同じ状態のものがあるとは驚きです。
ここは鳥居に合わせてマンションがくりぬかれていますが、マンションの内側から見たらどうなっているのでしょうか。

ニノ鳥居
こちらが二ノ鳥居です。
二ノ鳥居の前に横断歩道はないので、少し遠回りして移動します。
ここから本殿まで少しだけ階段を登ります。

なお、行く途中に厳島神社について丁寧に記載された由緒があります。
木に書き込まれているためか少し読みづらいです。
でも歴史的な雰囲気があってよいですね。

本殿
こちらが厳島神社の本殿です。
過去に火災があったとのことで、若干新しいです。
一般の人が来れるのはここまでで、奥に見えるところは立ち入り禁止です。

小倉城の太鼓
こちらの神社の名物は、小倉城の太鼓になります。
「何でこんなところに九州の太鼓が?」です。
この太鼓は四境戦争で燃え盛る小倉城から高杉晋作が持ち帰り奉納したとされています。
小倉城ともなると歴史的財産・金銀財宝いろいろありそうですが、その中から太鼓を選ぶ高杉晋作のセンスが素晴らしいです。

この太鼓を横からも撮影してみました。
どうやらこの配置は梵鐘のかわりみたいですね。

高杉晋作療養の地への道
神社を参拝した後は「高杉晋作療養の地」に向かうことができます。
神社から向かう場合は、神社の奥の階段を下りて右に曲がります。

高杉晋作(高杉東行)療養の地の詳細は別記事に挙げています。
アクセス
JR下関駅から191号線沿いに歩いて、15分程度の場所にあります。
以上です。