山口県山口市にある湯田温泉は、県内でも有数の温泉地として知られています。
その湯田温泉街の一角に、幕末から明治にかけての歴史を今に伝える史跡、「瓦屋跡(かわらやあと)」があります。
今回は、実際に現地を訪れてみた様子とともに、瓦屋跡が持つ歴史的な背景をご紹介します。
瓦屋とは
瓦屋とは、幕末から明治期にかけて存在していた宿屋です。
当時は、志士や文化人が集まる場所でもあり、多くの志士が密談に利用していたと伝えられています。
この瓦屋と深い関わりがある人物が、山田顕義(やまだ あきよし)です。
山田顕義は、吉田松陰の門下生の一人として知られ、明治維新後は新政府で活躍しました。
そして、山田顕義の妻となったのが、瓦屋の娘である龍子(たつこ)です。
瓦屋は、単なる宿屋というだけでなく、
こうした人物関係を通じて、明治維新期の歴史と結びついた場所でもあります。
なお、山田顕義は日本の近代法制度の整備に尽力し、
日本法律学校(現在の日本大学)の創設に関わった人物としても知られています。
瓦屋跡地の風景風景
瓦屋跡の風景を撮影しました。
現在の瓦屋跡の様子
現在、瓦屋の建物は残っていません。
現地には瓦屋跡を示す石碑が建てられており、周囲はホテルの駐車場などとして利用されています。
派手な観光地ではありませんが、石碑の前に立つと、かつてこの場所に多くの人が集い、時代を動かす話が交わされていたことに思いを馳せることができます。

近くには足湯もあります
瓦屋跡の近くには、無料で利用できる足湯があります。
湯田温泉らしい雰囲気を感じながら、散策の途中でひと休みするのにちょうどよい場所です。
温泉と歴史の両方を楽しめるのが、湯田温泉街の魅力だと感じました。

アクセス
JR山口線の湯田温泉駅から徒歩15分程度の場所にあります。
老舗のホテル(ここも維新の史跡です)の裏側です。
以上です。